GRIEF7 #Sin2 のエヴァン・ロドリゲスがやばいって話

こんにちは。かもです。
すっかり秋めいてまいりましたね。

さて、最近はなかなかブログが書けていない私ですが、久しぶりに「これは書かねば」と思い筆をとった次第です。
私を駆り立てるもの、それはなにか。

エヴァン・ロドリゲスが性癖すぎる

つい先日まで行われていた舞台「GRIEF7 #Sin2」の登場キャラクター、エヴァン・ロドリゲス。
これがまあやばい。えげつない。ほんとに好き。
というわけで、今回はこの舞台と彼について語ります。


GRIEF7とは

まず、このGRIEF7という舞台について説明します。

これは2018年に第1作目が上演された社会派ミュージカルです。
錦織一清さんが演出を務めたこの舞台。
登場人物たちはみな、七つの大罪のなにかしらの罪を背負っています。

物語は、ロサンゼルスの牢獄にある1人の美しい日本人が収監されたことから始まります。
彼は、著名な音楽プロデューサー「アーロン・スティーブス」を殺した罪で捕まりましたが、それをやっていないと言うのです。
この事件を中心にして物語は進んでいきます。


キャラクター

リュウ・カブラキ
日本でトップアイドルだった少年。しかし16歳でアイドルをやめ、ロサンゼルスに向かう。
アーロンの主催するオーディション番組に出演後、彼の邸宅に行く。そのときアーロンが何者かに殺害され、その容疑をかけられる。
大罪は【PRIDE】高慢
ちなみに高慢はキリスト教が考える大罪の変遷の中では「すべての罪の元凶」「原罪」として、七つの大罪から外されたくらい重要視されるものです。

▪エディ・フクダ
本名はフクダショウヘイ、シンプルに日本人。
初演では「なにか重大な秘密を知っている奇天烈な寿司職人」だったけと、#Sin2では主人公にまで昇格。
日本ではX-BOYSのリーダーとして人気を博すも、麻薬所持の噂が流れ、責任を取って芸能界から引退。
エディはロサンゼルスに来たとき自分で名乗った名前。
大罪は【Fuzzy】
これにあたる大罪が何かわからないので、知ってる人いたら教えてください。マジで。

▪ライタ・カワイ
日本人のカウンセラー。
優しくて面倒みが良く、初演でも#Sin2でも誰かしらの世話をしている。
いつも笑顔でみんなからの信頼も厚い、しかしサイコパス。怖い。笑顔が怖い。たぶん1番やばい奴。
ストーカーの罪で捕まったらしいけど詳細は不明。
「アイ」という女を装って世界を牛耳ろうとしている。
大罪は【Lust】色欲

▪サム
超天才ハッカー。ウイルスを作って流し、それを駆除して金儲けをしていた。
一応ウイルスを流した罪で服役しているらしいけど、どうやら何かしら目的があって刑務所にいる模様。
口が悪く、誰にでも嫌味ったらしいことばかり言う。けど仲間には優しかったりする。
大罪は【Sloth or Acedia】怠惰、無感動、無関心

▪グニョン
アメリカで生まれ育った韓国人の青年。
父親が麻薬をしていたり、両親に捨てられて家も故郷もなかったり、過酷な環境で育った。
過食と拒食を併せもち、食べ物を見つけては飛びつくけどすぐに吐き出してしまう。
可哀想すぎて見てられんない。誰かグニョンを幸せにしてくれ。
大罪は【Gluttony】暴食

▪ムラセ
日系アメリカ人の新米看守。
看守ながらにして囚人と同じ雰囲気を漂わせる。
自分より劣っている囚人たちを見下すことで精神を保っているらしい。
体が小さくか弱いことでいじめられていたが、それを見抜き「いじめられていたもの同士」として声をかけてきたエヴァンと交友を持つ。
大罪は【Mute】
これも大罪にあたる言葉が見つからない。誰か教えて。

上記の6人については、初演を見たら分かります。
ぜんぜん解けない謎も多いけど。
リュウとグニョンは初演のみの出演。


▪ウォン
ビバリーヒルズで中華料理店を営む中国人。
若くして妻を末期ガンで亡くし、男手ひとつで11歳の娘を育てる。基本は良い人だが癇癪持ち。
精神がまいっていたところをカワイに声をかけられ、話を聞いてもらうようになる。カワイに全幅の信頼を寄せている。彼がサイコパスということはたぶん知らない。
グニョンと並んで不遇で、純粋な心を持っている。
大罪は【Wrath】憤怒

エヴァン・ロドリゲス
映画「プリティ・ウーマン」の主人公ビビアン・ワードに憧れる美しい青年。
キューバから亡命し、ロサンゼルスで暮らす。
ビビアンのようにきらびやかな生活を送る高級コールガールになりたいらしく、男に身体を売って生きている。
アーロンに高額で買われるも捨てられ、その恨みで彼を殺したと疑いをかけられた。しかし「殺せるわけないだろ、愛しているんだから」と否認を続けていた。
大罪は【Envy】嫉妬



詳しい世界観を知りたい人はマジで「初演見ろ」という感じ。
ちなみに私は初演は#Sin2を見て「こりゃやばい」ってなってから履修しました。
もちろん円盤を買うのもいいけど、何より今すぐ見たい!!というオタクの方へ。
今初演がRakuten.tvでレンタル配信されてます。
7日間で540円。とりあえず見てみるのにもお手ごろな値段ですね!!
どっちも見てないけど評判が良いから気になってる人とか、#Sin2から見た人もぜひ1回は見て欲しい。
登録とかアプリのインストールとか必要だけど、5分もあれば見れるようになるので!


GRIEF7 #Sin2

さてさて。ここからはエヴァンが登場する#Sin2……「Scene2」のストーリーを説明していきます。
90分もある舞台なので、だいぶうろ覚えです。すみません。
というか、エヴァン語りがしたいので彼のシーン以外そこそこ端折ったりします。
正しいストーリーは、2020年3月25日発売のDVDで確認してください!(?)



ロサンゼルスにあるCentral Jail。
その別棟は体の小さなアジア人や細身の人間が集められる、通称ケンネル-犬小屋-。
本棟の屈強な人間たちから隔離されたその牢獄に、サム、カワイ、リュウたちは収容されている。
そこの看守を務めるのが、体が小さくて細い新人のムラセ。

ある日、そこにウォンがやってきた。殺人罪で。
カワイはウォンに不躾なことばかり言うサムを窘めたり、不安げなウォンの世話をする。
また、近々「アーロン殺しの真犯人」としてもう1人投獄されるらしい。
看守によると、その人物は「良い女」だとか。

その「良い女」と刑事が話している。

「名前は?」
「ビビアン・ワード」
「ここはふざける場ではない」
「どうして僕がビビアン・ワードではないと言えるの?」
「お前の名前はエヴァン・ロドリゲス」
「……知ってるなら聞かないでよ」
「ビビアン・ワードは映画プリティ・ウーマンの主人公だろ」
「僕はムービースターじゃないよ。実在する人間だ」
「お前は主人公にはなれない」
「僕だって僕の人生の主人公だ」

どこか掴みどころのない「良い女」とは、高級コールガールに憧れる「売り専」の男。エヴァン・ロドリゲス。
看守に触れようとすると、その手を払いのけられた。

「この手を払ったのは、人を殺したかもしれない手だから? それとも、僕が男だから?」


アーロン殺人事件から7年前のこと。
ビバリーヒルズの中華料理店「華僑」で、店長であるウォンがある日本人を追い払おうとしている。
彼は、エディ・フクダ。日本からロサンゼルスにやってきて、金持ちを見ながら働きたいとウォンに毎日交渉していた。
ウォンは怪しいエディのことを拒否していたが、彼が有名人で、雇えば客がたくさん来るようになると聞いて即採用。
自分のカウンセリングをしてくれていたカワイも来店したりと、ウォンは嬉しそうにしていた。

そんな店の前が少し騒がしくなる。
日本人の週刊誌記者がエヴァンに声をかけたからだ。

「この店に男が入っていくのを見なかったか?」
と問いかける記者の胸に、エヴァンの長い指が触れる。

「時間ならあるよ。遊んでいかない?」
「な……! 俺はそういう記者じゃない!」

その喧騒を聞き、ウォンが「うるさいよ」と店から出てきた。

「身体売るならここではやめろ」
「僕のこと、すごい目で見てきたから……」
「お前綺麗だから勘違いされた」
「勘違い?」
「女と勘違いされた」
「男が女を愛するなんて常識。あんた恐竜とでも生きてきたのか?」
「何言ってる」
「男が男を金で買う。これも常識だ」

ウォンとエヴァンの会話に、記者は叫ぶ。

「俺はただこの店に顔の綺麗な男が入っていかなかったか聞きたかっただけだ!」
「顔が良い男がいるなら、僕でいいだろ。ホテルはどこ? フォーシーズンズホテル?」
「観光できてるんじゃない! ここは、こんなやつばかりなのか!? 俺は男の行方を探してるだけだ!」
「それは身体目的じゃなくて?」
「なんなんだこいつ!」
「知らないよ!!」

一向に話をまともに聞こうとしないエヴァンに、記者は走り去っていった。
ウォンは「エディってほんとに人気あるのか」とぼそりと零した。
そんな彼に、エヴァンは少ししおらしく謝罪する。

「……迷惑、かけたね」
「まともに生きろよ」
「……まともだよ」

彼は、身体を売ることでしか生きられない。



牢獄で、サムはムラセに問いかける。
近々投獄される予定の男を知っているか、と。
ムラセは知らないと言うが、明らかに動揺している。
天才的なIQを持つサムの誘導尋問によって、ダウンタウンエヴァンと知り合ったことを暴かれてしまった。

まだムラセが警察学校にも通ってなかった頃。
ダウンタウンで「ひとり?」と声をかけてきた美しい青年がいた。それがエヴァンである。

「たまに君を見てた」
「え……?」
「いつもなにかに怯えてる。ビクビクしてる。いじめられていたでしょ?」

そのときのムラセは背中を丸めて俯き、エヴァンの言う通りビクビクしていた。

「僕もいじめられてるんだ」
「それは、君が女っぽいことをするからだろ!」
「しょうがないよ。だって趣味だもん。でも……、僕も女の子が好きなんだ」
「え!?」
「僕はゲイじゃない。……綺麗なお姉さんが、好みだったりする。君はどんな子が好き?」

エヴァンは、まともに話ができるのが嬉しいらしい。

「俺は……細くて、小さい子が好き」
「じゃあ鏡を見なよ」
「なに?」
「だって、君も細くて小さくて、子犬みたいだ」
「違う!! 俺は、そんなか弱い子を守りたいんだ!!」

それがエヴァンとムラセの出会い。
ふたりは一緒にいるようになる。いじめられていたムラセの隣で、エヴァンはいつも優しくしてくれた。
エヴァンは仕事を探していたが、飽きっぽく怒りっぽい性格のせいで、どれも長続きはしなかった。

ムラセが警察学校に通いだしたある日、エヴァンは男に身体を売って生きることを決めたと告げる。
しかし、ムラセはそれに反対した。身売りは良くない、とやめさせようとする。
それに、エヴァンは納得いかないようだった。

「じゃあ僕を養えよ」
「は?」
「その代わり、僕の身体を差し出すから」

着ていた上着を脱ぎすて、ムラセに歩み寄る。

「やめろ! なんでそんなことするんだよ!」
「生きたいからだよ!! 分かるわけないだろ。いじめられていた僕の気持ちが分かるわけない。もう、僕にはこれしかないんだよ!」

エヴァンはムラセを睨みつける。
嫉妬にまみれた怒りの目で。

「……寝ただろ」
「え?」
ダウンタウンでナンパされた女と。ふたりで飲んだとき、僕がいいなと思った女と! その後、…お前は寝た」
「それがなんだって言うんだよ」
「ルーシーって言ったっけ? 良いおしりしてた」
「やめろよ」
「細くて小さな子が好きって言ったくせに、結局グラマラスな女に惹かれるんだな」
「やめろ」

ムラセの細い腕を、エヴァンが掴みあげる。
ぎりぎりと腕を締めあげる姿は凄まじい剣幕だった。

「どうだった?」
「は?」
「だから、初めてのファックはどうだったって聞いてるんだよ!」
「離せ!」
「なんでだよ? お前の初めてが俺の好みの女で嫉妬してるんだから教えろよ」
「やめろ!!」

ムラセは腕を振りほどこうとするが、びくとも動かない。彼を問いつめるエヴァンの後ろ姿は、狂気に満ちていた。

「なあ、どうだった? どんな顔してヤッたんだよ? 相手の女とかじゃなくて、お前のその表情! どんなだったか教えろよ!」
「気持ち悪い!!」

その瞬間、ムラセがエヴァンの顔を殴りつけた。
倒れ込んだエヴァンの上にムラセが馬乗りになる。

「…あれ? もしかして、うまく出来なかったとか?」
「うるさい!!」

殴る。馬乗りになったまま、エヴァンの顔を、何度も。

「なにその必死な顔! そんな顔してヤッたのか!?」

また殴ろうとしたとき、エヴァンが手で防いだ。
それに怯んだ隙に今度はエヴァンがムラセを殴りつけ、形勢逆転する。
馬乗りになって胸ぐらを掴みあげた。

「やっと見せてくれたな! お前のその必死な姿!!」

エヴァンも、何度もムラセを殴る。

「それでこそ友達だろ!!」

感情をむき出しにしてエヴァンは叫ぶ。

「あの木の下で出会った日から!! 俺に襲われるんじゃないかってビクビクしながら生きてたんだろ!!」
「っ、」
「お前は俺がゲイじゃないって信じてくれなかった!! 1度もな!!」

しかし、エヴァンはムラセを抱きしめた。

「いいんだよ、それでも」
「……やめろ」
「俺は、お前のことずっと友達だと思ってたんだ」
「やめろよ…」

ムラセの声は震えていた。

「…お前、嘘つきだな……」
「やめろ……」
「ほんとは僕のこと愛しているんだろ?」

そして、エヴァンが耳元で囁く。

「良いファックだった」
「気持ち悪い!!!」

ムラセは渾身の力でエヴァンを突き飛ばした。
地面に転がったエヴァンは甲高い声で笑う。
その姿を、ムラセは気味の悪い生き物を見るような目で見て、その場から逃げ出した。

「あはは……あははは!!」

エヴァンの笑い声が響く。
ムラセの背中をふらふらと立ち上がって追いかけようとするが、逃げられた。

「……この日から、ムラセと会うことはなくなった」


それからエヴァンは同性愛者に身体を売り、退屈な日々を過ごすようになった。
そんなある日、あの音楽プロデューサーのアーロンに出会う。
彼は相場の10倍で買ってくれた。
いつもの安ホテルとは比べ物にならないベッドだった。

11回目に抱かれた夜、エヴァンは捨てられた。

その後のことを弁護士に話す。

「僕のことを本当に愛しているなら、僕の歌声に魅了されないはずがない。だから、あのオーディション番組に応募した」

エヴァンは、どこか蕩けた恍惚の顔で話す。

「日本人の男の子には色目を使っていたくせに、準決勝まで残った僕の顔を見た彼はこんな目をしていた! あぁ僕の可愛いエヴァン、僕に愛されているというのにどうしてほかの人間に愛されようとするの? って……」

その目が、声が、一気に変わる。

「嫉妬にまみれた目だった」

「それから、彼は僕を落とした」
「その対決を見ましたが、審査は公平なように感じましたが?」
「僕の魅力が分からないなんて、耳がおかしいのか?」
「ダメだ、彼には話が通じないようだな。それで、落ちた腹いせに?」
「まさか。殺せるわけないだろ、愛していたんだから」
「でもあなたはストーカーのようにアーロンの邸宅に行き……」
「抱かれたよ」
「え?」
「彼が僕を求めてきた。……いや、僕が求めたのかな。それでも、僕の身体を受け入れた」

アーロンがまだ自分を受け入れたということが嬉しいようだった。
しかし、現実は甘くない。
アーロンはエヴァンに冷たく言い放った。

「はっきり言おう。君に歌の才能はない」
「え?」
「帰ってくれ」
「どうして! 僕はあなたを愛しているのに!」

エヴァンは縋るが、そんな彼にアーロンが手を差し伸べるはずもない。
大金をばらまいたアーロンは、部屋を出ていった。
散らばったお金を必死で拾い集める。
しかし、ぐちゃぐちゃに拾い上げたそれをぎゅううと握りしめ、「ちくしょう」と呟いた。

「ちくしょう、ちくしょう……。ころしてやる……殺してやる。Kill you!!!」

その声をメイドが聞いていたため、エヴァンには明確な殺意があったとして逮捕されたのだ。
しかしそれを否定する。愛した人を殺せるわけがない、とエヴァンは訴え続けた。


(間にほかの登場人物たちの思いや過去などが明かされていきますが、思いのほか長くなりすぎたので一気にクライマックスまで飛びます)


捜査の結果、エヴァンは釈放されることになった。
そんな彼に話しかける人物がひとり。ムラセだった。
彼は、過去に着ていたジャージを、冷えるだろうからとエヴァンに渡す。
すると、エヴァンがぽつぽつと語り始めた。

「僕の本当の名前はエヴェリオ。キューバで生まれた」
「……」
「皮肉だよね。僕が苦しんでいるときに、キューバは幸せな時代に突入したんだ」
キューバには戻らないのか?」
「戻れないよ」
「どうして?」
「あっちでの僕は捨てた。たぶん、海にでも沈んだことになってるんじゃないかな。そして僕は、別の男になった」
「そんなこと……。どうして言ってくれなかったんだ」
「友達じゃないから」

そう言った声は冷たかった。
エヴァンは立ち上がってムラセに歩み寄る。

「亡命を手伝ってくれたのはマフィアの男だった。そして僕は、その下で働いた」

そして、その腕を掴んだ。

「殺したんだ。男と揉み合いになって……。でも信じてくれ!」

エヴァンがムラセを抱き寄せる。
だが、ムラセは怯えていた。
銃声が鳴り響く。
エヴァンが、腹を押さえて倒れた。

「人を殺したのに……気持ち悪い!!!」

ムラセが持っていた銃でエヴァンを撃ち抜いたのだった。
倒れ込んだエヴァンは、肩で息をしながら話し始める。

「殺したのはアーロンじゃない。マフィアの男だ。拘束から解放されるために、自由になるために殺した」
「え……?」
「嫉妬していたんだ、アメリカに。君と同じで……。アメリカに嫉妬してた。そして……君にも、嫉妬してた」

エヴァンの声はだんだん弱っていく。
息も絶え絶えになりながら、ぽつりぽつりと零す。

「誰かに愛される君に……僕のすべてを……受け止めて……ほし………」

その言葉に続くものはなかった。
先程の銃声を聞いて駆けつけたのか、看守たちがふたりの元にやってきた。
動かなくなったエヴァンと銃を片手に震えるムラセを見て驚いている。

「なんてことしたんだ!!!」
「それでも……人を殺したことに変わりないだろ……!!」

看守がエヴァンを運んでいく。
ひとり残されたムラセは呟いた。

「これは……正当防衛です」

エヴァン・ロドリゲスを愛したい

お疲れさまでした!!
長々と書き連ねたのが大まかな流れです。
文章力と記憶力のなさでもはや創作小説みたいになってて申し訳ない。
正しいストーリーはみんなで3月25日に発売されるDVDで確認しよう。マジで。


さて、とりあえず今私が言えることはひとつ。
エヴァンのこと幸せにしたい

だってさあ……だって……可哀想すぎるよエヴァン😭
「身体を売って生活している」「プロデューサーを殺した疑いがかけられている」っていう事前に公開された情報だけでもけっこう悲惨なことは予想できてたけど。
けど。こんな可哀想とは思わんやん!!

キューバでどんな生活をしていたかは分からないけど、きっとそんな裕福ではなかったんじゃないかな。
そんな中で亡命を手助けしてくれたマフィアのことは多分唯一頼る相手じゃないすか。
何もわからない異国に行ったのに、そこでマフィアに良いように使われて……。

こっからは私のただの憶測ですけど、身売りも殺しもやったんじゃないかと思うんですよ。
だって、いくら飽きっぽくて怒りっぽいからって、そんなすぐ身売りを考えます!?
しかも男相手に。

男相手って、単純に女相手よりも需要が減るじゃん。
しかも、そもそも男相手で金になるって確証もないし。
それなのに真っ先に「男に身体を売る」って言ったのはつまり自分が男に需要あるって分かってるからなんだろうなあ。

殺しに関しても、マフィアを殺したことを言ったときとかアーロンが殺されたとき、全然動揺してないし。
殺人が身近にあったから何も感じなかったってありえる。

汚れ仕事をやらされて、心がすり減ったエヴァンがマフィアを殺して逃げても満足のいく生活はできなくて。
そんな彼がビビアン・ワードに憧れてその名前を名乗っていたってもう、、、もう、、
一生愛されて幸せになってくれ(頭抱え)

プリティ・ウーマンってつまり超金持ちの男に気に入られたビビアンが大金で買われ、最初は6日間の休日の間だけの予定だったけどその後も関係を続けることになるシンデレラストーリーなんですよ。
まあこれはWikiから調べたことなんで詳しいストーリーは知らないんだけど……。



【速報】原作本を読みました

このブログの執筆中、注文してたグリセブの原作本が届いたので読みました。
もともとは初演のストーリーだけなんだと思って会場では買わなかったんですよ。
でも、「アーロンとエヴァンは愛し合っていたのか?」っていうテーマでロスツイしてたら、親切なフォロワーさんが「アーロンの気持ちは原作本に書いてますよ!」って教えてくれて買いました。
そして、それが届いたんですよ。

パラッと中を見たら「エヴァン」の文字。
目次を見ると各キャラクターごとに章がわかれていて、そこにウォンやアーロン、エヴァンの名前が!!
しかもアーロンも大罪背負ってるし……………。

夜遅くまでかかった仕事が終わって帰ってきて、
食事とかお風呂とかすませた深夜2時半。
もう寝ようかと思ったけど、そんな目次を見て読まないという選択肢はなかったです。

そしてグリセブに半ば無理やり連れていったらかなりどハマりしたオタ友にLINEでちょこちょこ語りながら読みました。
もはや語るというか私の気持ちを落ちつけるために独り言を送ってたようなものだけど。
その間、キャラクターのフルネームを調べたら思いのほか実在する名前で、オタ友はそのせいでクラシックを聴き始めたりカオスな時間を過しました。

3時間。読み終えました。
あの物語を読んで、アーロンやエヴァンの過去とか気持ちとかを知って、もうなにも知らない体で語るなんてできない。
だから、緊急策(?)としてこの記事をあげて、そのあと原作本も混じえて本当に「エヴァン・ロドリゲス」という人間について語る記事を書こうと思います。


とりあえず、私が言えることはただひとつ。

原作本を買おう